平成10年5月25日 日刊ゲンダイ
カラダに効く名水ガイド
奈女沢温泉の霊水 群馬県月夜野町
一説には地下2000メートルから自噴する鉱泉で、万病に効果ありと卓効ありとされる。かつて、「原爆症の治療に効果」とNHKで報道されたこともあった。東大などの分析では、0.0257ppmのゲルマニウムが含まれていたとされる霊泉中の霊泉だ。
腎臓ガンが治った
旅館の壁面に掲げられた霊泉が効果アリとされる病名の多さに驚かされる。末期がん、胆石、心臓病、糖尿病、高血圧など30近い難病が大看板に列記されていた。
湯治客は、鉱泉を加熱した二つの浴槽につかり、蛇口から出る御神水を飲む。
県内境町の男性(53)は5年前に左腎臓の全摘出を受けた。腎臓がんだった。肺やリンパ節にも転移し、もって半年という状態から生還した。
「退院後一年半くらいは水の他にインターフェロンも使っていたけど、それもやめて後はずっと水だけ。今は月に一回泊まりにくる。入浴すると備えつけのコップで御神水を五杯飲む。部屋に戻ってパンツ一枚の裸で過ごす。体が冷えそうになったら浴衣をはおり浴室へ。この繰り返しで一日五回くらい入浴し、水も十三杯以上飲むわけです。帰るときには10リットル入りのパックを10個買っていきます。これが一ヶ月分。この水を職場に持っていって飲んでます」
男性は、毎月、血液・尿・レントゲンの検査をし、半年に一度はCTスキャンも受けているが、再発の兆しはまったくないという。
1日2リットル以上を飲用
毎月、 新潟県長岡市から車を運転してやってくるという荒木一栄さん(75)。14年前、「あと一週間の命」と宣告された末期がんから御神水の力でよみがえった。
「長岡の立川総合病院で胃は全部切除。すい臓や肝臓にも転移し、大腸には梅干し大のがんが3カ所あるという状態でした。抗がん剤もすべてやめ、ここにきたのです。口もきけず、体もろくに動かないまま水を飲み、入浴しているうちに、血の混じったどす黒い便が大量に出ることがあって、苦しみがウソのように消えました。それで、半月はここで当時をし毎日一升(1.8リットル)くらいの飲用で、後の半月は御神水を飲みながら自宅でという生活を続けました。大腸がんは三ヶ月できれいになくなりました。それから4年間は、月二回ここで入浴し、御神水を飲みつづけることですっかり健康な体にもどったのです」
荒木さんの奇跡的な回復は、学者の注目するところとなった。新潟大学で月二回のCT検査を実施。平成三年には、前橋で開催されたがん研究者の全国集会で、6人の医師によって綿密な検診がなされた。末期状態時のレントゲン写真などと比較。いずれも、完治した異常のない体であることが確認されたという。
発熱などの副作用が抑えられる
旅館・食堂のテーブルには、御神水の飲用と入浴によって快癒した人々の礼状コピーが、病気別にまとめられて置いてあった。
血糖値289がわずか1カ月(40リットル飲用)で196に激減した山口県の男性。20年来、体中にできて取りようがなかったポリープが2カ月の飲用ですっかり消えた男性の例。新潟市の星よみさん(63)は、頭蓋骨腫瘍の手術で腫瘍を取りきれず、アイソトープ治療のため甲状腺を切除。やせるなどの症状に悩んでいた。
「毎月通って2泊くらいしては帰るという生活で、とても健康になりました」
抗がん剤を使用しながらご心酔を飲み続けているという鹿児島の女性は、「熱が出たり、吐き気がしたり、白血球の数が低下するといった副作用が抑えられるから不思議です」。
この水に出合えた人は、生命を支える基本が水であることにあらためてきづかされるのだ。
(朝倉光太郎)
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